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　タイ国立食品研究所（ＮＦＩ）は、今年上半期のタイ産食品の輸出額が前年同期比９．９％増の４７４０億バーツとなったと発表した。

　タイ地元紙によると、ＮＦＩヨンウット理事長は、特にＡＳＥＡＮ諸国向けの輸出が前年同期比３２．９％増と急増しているほか、日本やアメリカ向けの輸出も好調に推移していると語っている。輸出先の国で干ばつなどの被害が出ていること、タイの自国通貨が対ドルなどで安い状況にあることが好調な理由としている。

　また下半期の見通しについても、前年同期比４．４％増の４９７０億バーツと引き続き好調を維持し、通年では前年比約７％増の９７２０億バーツに達するものと予想している。

　主な輸出品は、エビ、パイン缶、砂糖、ココナッツミルクなど。