Foreign Policy誌のサイトが10月1日に掲載した最悪な5人の指導者にタクシン元首相が入っていた事が明らかになった。
同誌は記事中で、タクシン元首相は不正や人権侵害で非難に晒されていた最中にクーデターにより職を追いやられ、その後居場所を転々としながらニカラグアの特別大使やカンボジアの経済顧問、一時的なマンチェスターシティーFCのオーナーを務めただけでなく、更に各国から不当に入手したパスポートを使用し偽名を使ってドイツに1年以上滞在していたと報じられた事もあったと指摘。
また、今年に入ってからは、結果として90人以上が死亡したタクシン元首相支持派の赤服軍団による政府崩壊を目指したバンコク中心部の占拠や地方の政府機関への乱入に絡んで、タイの裁判所が国外逃亡中のタクシン元首相がデモ隊の扇動に関与したと認定したが、過去に行われた電話演説の中で、自分が復権する事ができたら全てのタイ人を金持ちにしてみせると約束していにも関わらず、同元首相は、赤服軍団の活動への資金支援を否定し、更に本人は政治的にモティベートされたものであると主張しているものの、国外逃亡以降に更なる不正案件でクロであると認定されていると指摘した。
更に同誌は、赤服軍団の敗北以降にタクシン元首相はマスコミへの露出や政治活動を控え、8月には両国関係改善を助ける為にカンボジア政府の顧問を辞任したと指摘した。
同誌がサイトに掲載した最悪な指導者5人には、タクシン元首相の他にドイツ元首相のゲアハルト・シュレーダー氏、スペイン元首相のホセ・マリア・アスナール氏、ナイジェリア元首相のオルセグン・オバサンジョ氏、フィリピン元大統領のジョセフ・エストラーダ氏が含まれており、タクシン元首相の記事は5番目に掲載されている。
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