各報道によると、非常事態対策本部は8日、5日夕方にノンタブリー県バーンブワトーン郡内のアパートで発生した爆発に絡んで、爆発が発生した部屋に出入りしていた事が監視カメラ映像等から確認されている男女2人に対する逮捕状の発行を申請した。
逮捕状発行申請の対象となっているのは、ナラーティワート県スンガイゴーロック郡在住のガシ・ディッタナラット容疑者(48、男)とイスラム教徒風の装束を着込んだ姿が記録されていたチェンマイ県ハーンドン郡在住のアマポン・ヂャイゴーン容疑者(49、報道により61、女)で、ノンアブリー県地方裁判所は同日夕方までに逮捕状の発行を許可した。
8日付けのマティチョン紙によると、チェンマイ県と南部国境三県の物産販売促進目的で開設されたサイト上に掲載されている写真に写っているイスラム装束を着込んだ女性とアマポン容疑者が酷似しているという。同紙がサイトに掲載されている電話番号にコンタクトを取ったとろこ、既に警察から事情聴取を受けているとして取材を拒否されたという。
一方、ノンタブリー県バーンブワトーン郡の警察は、上記2人の他にガシ容疑者のイスラム教徒の妻及びアパートに度々出入りしていたナラーティワート・ナンバーの小型トラックの持ち主の男性に関しても、事件との繋がりがあると見て捜査を進めている事を明らかにした。
特に、小型トラックに関しては、これまでに発生した少なくとも4件の爆破に関係している疑いがあるという。
死亡した部屋の借り主の男性に関しては、男性の口座に小口の資金しか振り込まれていないことから、何者かから雇われて爆発物の製造を請け負っていた可能性を含めて捜査を進めている事を明らかにしている。
また、これまでの調べで、ガシ容疑者からも複数回に渡り1万バーツから1万5千バーツの資金が男性宛に振り込まれていたことが確認されているという。
* イスラム風装束を着込んだ容疑者(監視カメラ映像)
http://goo.gl/vAiS
* 容疑者に酷似した女性の写真が掲載されたサイト
http://goo.gl/DvRY
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