各報道によると、プゥア・タイ党のアピワン下院副議長は7日、5日夕方にノンタブリー県バーンブワトーン郡内のアパートで発生した爆破事件に赤服軍団は関係していないとの認識を示した上で、まず爆発が発生した部屋の借り主男性と同姓のプラウィット防衛大臣に事情を聞くべきであると指摘した。
アピワン下院議長は、クーデター政権時代に反独裁民主主義同盟の主要メンバーとして活動していた事でも知られてる。
同副議長は、非常事態宣言の解除に応じない政府に対して立ち上がろうとしている様々な色のグループが存在しているとし、赤服軍団だけに爆破事件の責任が帰せられるべきでは無いと指摘した上で、治安当局は赤服に全ての責任をなすりつける事に注力する前に軍基地から紛失している武器の捜索に注力した方が良いと指摘した。
一方、この発言に前後してヂャトゥポン・プロームパン氏が、借り主の男性がプラウィット防衛大臣の遠い親戚であると発言していることについて、防衛省のターナティップ報道官は、姓を同一にしているものの両者間に縁戚関係が無い事を確認した上で、ヂャトゥポン氏は、事件と防衛大臣とを結びつけることにより、事件と赤服との関係から世間の目をそらさせようとしていると指摘した。
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