各報道によると、ロッブリー県内の武器庫からRPG等の武器が大量に紛失したとされている件に絡んで、警察当局は23日までに陸軍関係者1人を含む4人の容疑者を逮捕した。
逮捕されたのは、セーマー・コチャペート二等陸曹(30)及び何れも民間人のノパポン・スリウォン(41)、ソムギヤット・ルゥアンローイ(27)、エーカチャイ・ラムチュム(38)の各容疑者で、現在逃亡中の1人を含む5人が共謀してRPG弾頭39発、M60用7.62mm口径銃弾9,000発、計26万バーツ相当を武器庫から盗み出したとされている。
主犯格と目される、武器庫従業員のノパポン容疑者は、任意で行われた取り調べの際に、武器庫の錠を破り2回に渡り武器を盗み出した上で、セーマー二等陸曹に転売していたと供述していたという。
ステープ副首相によると、逮捕された4人の内少なくとも2人は、科学捜査研究所のポンティップ所長による、現場から採取されたDNAの分析により容疑者として浮かび上がっていたという。
一方、先にアピシット首相が、紛失した武器が巨大武器密売組織を通して国外に転売されたと発言している事についてプラウィット防衛大臣は、あり得るとした上で詳細に関しては専門委員会による調査結果を待って明らかにする考えである事を明らかにした。
また、同大臣は、武器紛失に軍内部の者が関与している可能性があるとの認識を示したが、赤服シンパの軍人が紛失に関与している可能性に関しては否定した。
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