各報道によると、タクシン元首相法律顧問のノパドン・パッタマ氏は31日、タクシン元首相が重病であるとの報道を否定した。
ノパドン氏は、27日に撮影されたという南アフリカのマンデラ元大統領と一緒に納まったタクシン元首相の写真を公開した上で、同元首相が重病であるとの一部報道を打ち消した。
同氏によると、タクシン元首相は南アフリカを訪問した際に、マンデラ元大統領との間で真の和解実現に向けた取り組みに関して意見交換を行ったという。
これに先立ち、タクシン元首相の義弟でもあるソムチャーイ前首相は、2日前に同元首相から63歳の誕生日を祝う電話があり、その際に重病であるとの報道を否定すると共に現在タイの隣国ではないタイに近い国に滞在していると語っていたことを明らかにしていた。
また、ソムチャーイ前首相によると、タクシン元首相の言動が久しく伝えられていない背景に、国内の正常化実現と自分を政治的な攻撃材料として利用されたくないとの同元首相の思惑があるという。
一方、ノパドン氏は、ガシット外務大臣が、タクシン元首相が市民権を持つモンテネグロを訪問したことに関して、明らかに同元首相の捕捉を目的としたものであると指摘した上で、政府側が同元首相の捕捉行動を止めない限り真の和解は実現しないと指摘した。
* その写真
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