各報道によると、タクシン元首相法律顧問のノパドン・パッタマ氏は26日、同元首相が、死の商人ことビクトル・ボウト被告が関係する武器の密取引に関与しているとするアピシット首相側近のシリチョーク・ソーパー氏の指摘を否定した上で、同元首相が同氏を名誉毀損で告訴することを視野に検討する意向を示していることを明らかにした。
一方、プゥア・タイ党所属議員で反独裁民主主義同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は26日、ボウト被告がタクシン元首相を知っていると語っていたとシリチョーク氏が語っていることに関して、この"知っている"という言葉は世界中の人が知っている同元首相のことを単に知っているだけだということを意味しているだけで、同元首相自身はボウト被告のことを知らないと確信していると語った。
また、シリチョーク氏が4月11日にボウト被告に面会したことを認めていることに関しては、パンファー橋周辺で行われた同盟のデモ隊に対する制圧行動の翌日であると指摘した上で、面会の背景に政治的な思惑があるだけでなく、面会が認められていない日曜日に議員の立場を乱用して面会した疑いがあると指摘した。
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