各報道によると、プゥア・タイ党所属議員で反独裁民主主義同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は、武器密売等の容疑で拘束されている死の商人ことビクトル・ボウト被告と面会したとされる、首相側近のシリチョーク・ソーパー氏を権利乱用で罷免請求する方向で調整する考えであることを明らかにした。
これは、ボウト被告の顧問弁護士の発言を追認する形でシリチョーク氏が4月11に同被告と面会していたことを認めたことを受けたもので、ヂャトゥポン氏は、シリチョーク氏が下院議員という立場を利用して面会時間外に同被告と面会するという規則違反を犯したと指摘した上で、アピシット首相に対して適切な措置をシリチョーク氏に対して講じるよう要求すると共に、同氏の罷免請求を視野に党の法務チームと今後の対応について協議する考えであることを明らかにした。
尚、シリチョーク氏側は、下院議員としての職務としてボウト被告と面会したことは認めたが、面会は通常の手続きを経て所定の面会時間内に行われており、また言われているような同被告が絡む武器の流れとタクシン元首相とを結びつける意図は無かった語っている。
また、ボウト被告の顧問弁護士も、シリチョーク氏が同被告と面会した際にタクシン元首相とを結びつけるような話が一切出ていなかったことを確認している。
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