赤服軍団シンパのカッティヤ・サワディポン少将は18日、青服軍団が非常事態宣言の発令に結びつける事を意図した情勢扇動を計画している恐れがあるとして、19日に集会及びプレーム枢密院評議会議長公邸に向けたデモ行進を計画している反独裁民主主義同盟の3幹部に対して、デモ隊の掌握、統率を心がけて活動を展開するよう呼びかけた。
カッティヤ少将は、サマック政権による非常事態宣言発令のきっかけとなった、赤服軍団と首相官邸を占拠していた民主主義市民連合との衝突発生の前日に発生した爆破事件現場に所轄の警察署よりも先にタクシン元首相の顧問弁護士と共に現場に到着していたのが目撃されていた他、その後に発生した非常事態宣言発令のきっかけとなった衝突現場でも姿を目撃されていた事で知られていた。
発言の中でカッティヤ少将は、集会・デモ行進の警戒にあたる当局関係者が、連合のデモ隊に対する強制排除関連で国家汚職防止取締委員会がソムチャーイ首相やパチャラワート国家警察本部長等4人に対して刑事責任があるとの判断を下した事に対する不満から上長の指示に従わないニュートラルギアーに陥っている恐れがあると指摘した上で、赤服軍団に潜り込んだ青服軍団による扇動による情勢激化をくい止めるためにも同盟3幹部がデモ隊の掌握・統率に努める事が重要であると指摘した。
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