ラーチャパット大学スワン・ドゥシット校が行う世論調査スワン・ドゥシット・ポールが全国1,143人を対象に17日から18日にかけて行った調査で、半数を超える51.16%の回答者が政府及び公共保健省の新型インフルエンザ対策に信頼を寄せていると回答する一方で、44.19%の回答者が信頼していないと回答し、その多くが公共保健省側の感染拡大状況の発表に混乱が見られる、政府側の感染拡大に備えた対策方針や準備状況が見えてこない等の理由をあげていたことが明らかになった。
また、新型インフルエンザに関する理解状況に関しては、62.09%が十分な知識を持っている、25.54%の回答者が理解していると回答する一方で、8.04%の回答者がよくわからない、4.33%が全くわからないと回答し、また、新型インフルエンザに関して懸念されることに関しては、31.23%の回答者が容易に感染する疾病であること、30.54%の回答者が国内外に急速に感染が拡大していることと回答し、以下、外出中に出くわす大勢の人間の中で誰が感染しているか判断がつかないこと(24.61%)、予防策や感染後の対処に関する知識が不足していること(13.62%)と続く結果になった。
更に、新型インフルエンザ感染防止の為に心がけるべきことに対する理解状況に関しては、88,27%の回答者が運動や清潔且つ滋養のある食事を摂取するよう心がけ、また、咳や鼻水等の症状を見せている人や人混みに近づかず、食前の手洗いの励行やマスクの使用を心がけるべきであると回答する一方で、11.73%の回答者が、自分に任されている仕事の量が多くあまり関心を払うことができない、時間が無い、明確な情報が無い、都心部から離れた場所に住んでいるとの理由をあげ感染防止の為に心がけるべきことを知らないと回答し、また、自分や家庭内の者に感染が疑われる症状が見られた時に最初に取るべき行動に関しては、30.69%の回答者がマスクで口や鼻を覆う、29.70%の回答者が急いで医師の診察を受ける、20.79%の回答者が他の人に近づかないようにする、18.82%が学校・仕事を休むと回答する結果になった。
タイの地元新聞を読む