プゥア・ペーンディン党のプラチャー・プロムノーク警察大将は17日午前、プゥア・ペーンディン党に解党処分が下された場合は自派に所属する8人の下院議員を伴い元同党所属のマン・パタノータイ氏やワーダ会派が中心になって結党を進めているマートゥプーム党へ合流する可能性があることを明らかにした。
この発言は、プゥア・ペーンディン党幹部のノパドン・ポンスー氏が選挙違反に問われていることにより同党に対して解党処分が下される可能性が強まっていることを受けたもので、同党のプラチャー派は、連立政権に合流せず独自に中道路線を歩んでいた。
また、プラチャー派に所属するナラーティワート県選出のウェーマーハーディー・ウェーダーオ氏が対立するワーダ会派との合流を嫌い独自路線を歩む可能性が指摘されていることに関しては、プラチャー警察大将は、個人的な対立と議員としての職責は無関係であると語り、仮に自派閥が合流する場合はウェーマーハーディー氏も行動を共にすることになるとの認識を示した。
一方、16日に配信されたネーション系のタイ語速報はマートゥプーム党顧問のマン・パタノータイ氏の言として、先のクーデターを主導した元国家安全保障評議会議長のソンティ・ブンヤラッガリン大将が党首に就任する可能性があると報じた。
マン氏は発言の中で、最終的には党内会議で決せられることであると断った上で、マートゥプーム党の主力であるワーダ会派所属の議員が南部問題対策を通して親密な関係があり、また意見を同じくしているソンティ大将が党首として最適任であるとの認識を示した。
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