4日朝、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、人数不明の一味が集中摘発作業中の当局関係者に向け銃を乱射した事をきっかけとした約30分間に渡る銃撃戦が発生し、一味側1人(30)が死亡し2人の身柄が確保された。更に、銃撃戦発生後約5時間に渡って行われた捕捉作業中にも銃撃戦が散発的に発生し、その際に警察官1人が一味側からの銃撃を受け重傷を負った。
銃撃戦は、当局側が分離主義組織RKKに所属する12人が破壊活動に向けた謀議を行っているとの情報に基づき民家内の家宅捜索に着手しようとしたところで、屋内にいた10人以上と見られる集団側が銃を乱射してきた事をきっかけに発生したもので、死亡した男は、昨年中頃に発生した学校長射殺事件を初めとする複数の犯行に関与した容疑で身柄を負われていた事が確認されている。
ヤッラー県ラーマン郡内では4日16:00過ぎ、バイクで路上を走行中だった25歳の男性が何者かに銃撃され重傷を負った。男性は、結婚を期にイスラム教に改宗し、また建設関連会社でトラクター運転手の仕事をする傍らで慈善団体員として当局の爆発物回収作業に協力していた。
更に同日19:00前同郡内で、小型トラックに乗った人数不明の一味がガムナンの自宅周辺の警戒作業中だった村自警組織関係者に向け銃を乱射し、応戦してきた自警組織側と銃撃戦を展開した後に逃走するという事件が発生したが、幸い人的な被害はなかった。
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