ソンギット国軍司令官は7日、軍が赤服軍団対策の為に20億バーツの機密予算を確保しているとの指摘を否定した。
この発言は前日に反独裁民主主義同盟DTV系幹部のナタウット・サイグゥア氏が、陸軍が王室の擁護や赤服軍団対策の為に"国内和解推進"を名目とした20億バーツの機密予算を確保していると指摘した事を受けたもので、ソンギット国軍司令官側は機密予算の存在自体を否定している
しかし、同盟DTV系幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は、陸軍の戦略会議の席上で国内和解推進の為の機密予算確保に向けた話し合いが行われていたと指摘した上で、国内和解の為という大義名分を掲げるのであれば機密である必要が無い謎の予算を確保した背景に、先のクーデター勢力と同様に現在の政権に敵対する勢力を一掃したいとの思惑があったと指摘すると共に、この予算はまさに軍に保護された現在の政府の姿を象徴するものであると指摘した。
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