3日13:00前、社会開発・人間の安全保障大臣のウィトゥーン・ナンマブット氏が辞職を決意した事を明らかにした。
この発表に先立ち、同日朝ウィトゥーン氏が、今後の身の振り方について報告する為にアピシット首相に面談する予定である事を明らかにすると共に自身の決断が党に所属する政治家の身の振り方の模範となるだろうと語った事を受け、同氏が民主党の"アピラック基準"に則り辞職を決意したとの憶測が広がっていた。
ウィトゥーン氏に関しては、パッタルン県内の洪水被災者に支給された救援物資に期限切れの粗悪な魚の缶詰が含まれていた問題に絡んで側近の2人が調達に絡んでいた疑惑が指摘されており、3日付けの各紙は、先にバンコク知事を辞職したアピラック・ゴーサヨーティン氏の先例にならい、疑惑が独立機関の調査対象になった時点で自ら辞職をすることにより民主党が基本に置いている政治倫理の模範を社会に示すべきであるとの圧力が同氏に加えられていると報じると共に、同氏の辞任によりプームヂャイ・タイ党に所属するブンヂョン副内務大臣の自主的な辞職を促すことになると報じていた。
タイの地元新聞を読む