ローイエット県スワンナプーム郡内の民家内で69歳のイギリス人男性の刺殺体が発見された事件に絡んで、10日夕方までに、警察から容疑者として身柄を追われていた48歳のチャイヤプーム県出身の男が郡警察署に出頭し男性に暴行を振るった際に不幸な偶然で男性が致命的な裂傷を負い死亡したと主張した。
男によると、男性のタイ人妻とは10年以上前から兄妹のような関係で、男性から暴行を振るわれる事を恐れた男性の妻からの要請で、男性の家の裏手の敷地に建てられた小さな家で男性の妻と一緒に暮らしていたという。
そして、8日19:00過ぎ頃に男性と妻との関係修復を図るために男性の家を訪れ、一緒にビールを飲みながら妻と話し合うように男性に働きかけていた最中に、男性が怒り出し家から自分を追いだそうとした為、両者間で取っ組み合いになり、男性に勝ち目が無いと思い家の脇にあった板きれを手に取り男性が気絶するまで殴りつけたというが、殺意は無く、また当時刃物を所持していなかったことから、男性が床に倒れ込んだ際に、取っ組み合いの際に割れ床上に散乱していたビールの瓶やグラスの破片により男性が頭部等に致命的な裂傷を負う事になったのではないかという。
更に男によると、男性が倒れ込んだ後に男性の妻が運転する車でバスターミナルまで行き、そこからバスでバンコクに行き一時潜伏していたが、その後男性の妻に電話をした際に男性が死亡したという事を知り、自ら警察への出頭し事情を話す決意したという。
尚、警察側は、男と男性の妻が共謀して男性を殺害した線で引きつづき捜査を行っていく方針を確認している。
参考
タイの地元新聞を読む