24日から25日の日程で下院議会で開かれている首相・内閣不信任審議に出席したサマック首相は、野党首班のアピシット民主党党首の発言の後に行われた答弁の中で、タクシン元首相から返さなければいけないような恩義を一切受けていないとした上で、むしろ返さなければいけない恩義を受けたのは同元首相の方であると主張した。
その上で、サマック首相は、これまで(嘗て自分が所属していた)民主党や同党元党首のセーニー・プラモート氏を罵倒した事が無いにもかかわらず、僅か40過ぎの若造の党首に皮肉混じりに攻撃された事を悲しいと思うが、父母からの教えを守りこれからも、この様な仕打ちに耐えて行くつもりであるとまで語った。
更に、ワット・カーオプラウィハーン絡みのアピシット党首の指摘に関しては、カンボジア側の感情を逆なでし、両国関係の悪化を招くだけでなく 同国内にいるタイ人が安心して寝られず、一国の指導者として首相自らが、同国内のタイ人の脱出を助けるためにC-130の手配をしなければいけない状況を作り出すものであると不快感を示した。
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