野党(民主党)国会対策委員会のサーティット委員長は21日、政府側が"突然"野党側が提出した不信任審議案の審議に応じる方針を明らかにした背景に、首相官邸前の路上を占拠し座り込み集会活動を展開している民主主義市民連合を意識した己の為の政治的ゲームを国会の場で仕掛けたいとの思惑があると指摘した。
この発言は、同日チャイ下院議長が24日から25日にかけて野党側が提出した不信任審議案の審議を行う方針を与党・野党側に伝えた事を受けたもので、サーティット委員長は、来年度予算審議の為の特別国家の終了後に招集するべき、期日の変更がきかない不信任審議の招集を突然決定した背景に、不信任審議を前倒しで実施する事により有利に審議を進めたいとの政府側の思惑があると指摘した。
尚、民主党側が提出した首相・内閣不信任案審議は、24日の13:30から翌25日まで行われ、26日に決議が行われる見通しになっている。
また、上院議員側が要求していた、国内問題を討議する為の一般審議は23日に行われる予定。
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