9日夕方前、ヤッラー県ラーマン郡内で、小型トラックに乗った4人以上(報道により10人以上)と見られる一味が、郡警察署臨時分署署長(兼郡警察署副指揮官)の警察少尉が運転する乗用車に向け銃を乱射し、乗用車が路上脇で停止したところで、車内に向け再度銃を乱射し警察少尉を射殺した上で、車体に火を放ち逃走するという事件が発生した。
また、ラーマン郡内では、6日夜半、同日夕方過ぎに発生した、バイクで路上を走行中だった50歳の住民女性が射殺された事件の現場検証に向かっていた警察関係者と人数不明の一味との間で銃撃戦が発生したが、幸い人的な被害は無かった。
一方、ナラーティワート県ルゥーソ郡内では、9日昼前、路上の警戒作業中だった軍関係者のバイクの車列の通過にあわせて爆発物が爆発したが、幸い人的な被害は無かった。
また、ルゥーソ郡内では、7日8:30前、モスク裏手にあるゴム農園内で作業中だった22歳のイスラム系住民男性が、林から突然現れた3人組に銃撃され死亡した。男性と一緒に作業中だった妊娠8ヶ月の妻は、難を逃れた。
更に、同県県都内では、9日早朝、バイクで路上を走行中だった31歳の男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。この事件に絡んで警察は、2人の容疑者の身柄を拘束し、9mm口径の拳銃2挺やバイク1台を押収した。
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