民主党最高顧問のチュワン元首相は21日、サマック首相が、定例政見放送の中で公共の電波を使用して、同元首相の実弟について間接的に言及したのは、公共の電波を私し一般の国民を中傷する行為に等しいと指摘した。
発言の中でチュワン元首相は、サマック首相が、国民から搾取する事が出来ない公僕ではない民間人の立場にある同元首相の実弟について間接的に言及した事は、公共の電波を私益の為に利用して一般の国民を中傷した事に等しい、極めて不適切な行動であると指摘した。
その上で、チュワン元首相は、サマック首相がこの様な中傷発言をした背景に、同元首相がマスコミのインタビューに対して語った所感により図星を突かれた焦りがあるとの考えを示した。
チュワン元首相によると、サマック首相が首相として不適任と発言したのは、あくまでマスコミの取材に対して一般的な政治情勢等に基づいて語られたもので、また、プレーム枢密院評議会議員の失墜を狙った組織的な動きの暴露に関しては、あくまで実際に起こっている現象と、それに対する所感を語っただけで、具体的に政府関係者を始めとする特定の個人の関与を示唆するような発言はしていないという。
参考
タイの地元新聞を読む