憲法裁判所判事選出委員会は25日、法律学部門から8人、政治学部門から13人の計21人の判事候補者の中から、法務相次官のヂャラン・パクディータナーグン氏等4人を選出し、上院議会での最終承認にかける方針を決定した。
憲法裁判所判事選出委員会は、ウィラット最高裁判所長を委員長とし、アカラートン最高行政裁判所長、パーンテープ国家汚職防止取締委員会委員長、アピシット民主党党首(下院野党首班)及び職務停止中の為欠席となったヨンユット下院議長が名を連ねる委員会で、委員長を含む委員1につき2人の候補者を選定する方式で選出が行われ、最終的に法律学部門から法務省次官のヂャラン・パクディータナーグン氏及び第四地区高等裁判所上級判事のワサン・ソーイピスット氏の2名を、政治学部門から元憲法起草作業委員会委員のスポット・カイムック氏及び元外務相副次官のチャルゥムポン・エーカウル氏の2名を選出した。
司法への介入を強める政府から、最後の法の聖域である憲法裁判所の独立を確保した選出との見方もされている。
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