バンコク特別自治体のバンナソピット副知事(女性)は17日、ワールドウォッチ研究所が地球白書の中で海面上昇により2015年までに水没の危険性がある世界21都市の一つにバンコクがあげられている事に関して、同様な危機感を持っている事を認めた。 先にワールドウォッチ研究所は、バンコクの他にダッカ(バングラデシュ)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、リオデジャネイロ(ブラジル)、上海・天津(中国)、アレクサンドリア・カイロ(エジプト)、ムンバイ・カルカッタ(インド)、ジャカルタ(インドネシア)、東京・大阪・神戸(日本)、ラゴス(ナイジェリア)、カラチ(パキスタン)、ニューヨーク・ロサンゼルス(アメリカ)の21都市が2015年に海面上昇による何らかの影響を確実に受けると警告していた。 同副知事によると、バンコク内の特に地下水のくみ上げによる地盤沈下問題に晒されているラートグラバーン区やワーントーンラーン区、バーンガピ区等といった新興開発地区が最も水没の危機にさらされている地区で、既にバンコクの治水当局を通じて内務省に対して団地や住宅地開発の際に必ず遊水地を確保する等の洪水対策を義務づけるよう要請しているという。 一方、バンコクのアピシット知事は、内外の関係機関と密接に情報交換を行いながら長期的視野に立った対策プランを策定する方針を明らかにした。
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