・13日5:30前、軍・警察の混成チームはナラーティワート県県都内コークキヤム地区内で集中摘発を行い、同県ランゲ郡内で諜報任務についていた海軍関係者2人が惨殺された事件で逮捕状が発行され50万バーツの懸賞金をかけ身柄を追われていた33歳の男を潜んでいた民家内で逮捕し、拳銃や銃弾、爆発物の製作に使用可能な部材等を押収。押収された拳銃は2004年1月4日に発生した武器庫襲撃強奪事件の際に軍関係者から強奪されていたものと製造番号が一致。警察側は、海軍関係者惨殺事件以外に19前後の事件に関与しているとみて事情聴取を行う方針。 ・13日昼前、パッターニー県ノーンヂック郡内で、バイクの2人乗りで路上を走行中だった夫婦が何者かに銃撃され、1人が死亡し1人が重傷。事件の発生状況等に関しては報じられていない。 ・13日夕方過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、バイクで路上を走行中だった48歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。 ・13日夜半から14日朝にかけて、ナラーティワート県ランゲ郡内のモスク付近で集中摘発作業中だった軍・警察の混成チームと人数不明の一味との間で約30分間に渡る銃撃戦が発生し、一味側1人が死亡しM16ライフル1丁を押収。また、この集中摘発で41人の身柄を拘束。内7人はRKKの構成員と見られる。また、死亡した一味の遺体のそばで不審物が発見され、回収作業が行われた。尚、初期報道段階では33人の身柄を拘束したと伝えられていたが、その後も継続して行われた集中摘発により同日15:00までに合計41人の身柄の拘束が確認されている。 ・14日未明、軍・警察の混成チームはナラーティワート県タークバイ郡内で集中摘発を行いカンボジア人1人を含む5人の身柄を拘束。カンボジア人は査証等を合法的に入国したことを証明する書類を所持していなかった。 ・14日未明、軍・警察の混成チームはナラーティワート県ルゥーソ郡内で集中摘発を行い24人(報道により19人)の身柄を拘束し、銃器4丁や爆発物の製作に使用可能な部材多数を押収。逮捕された24人の内3人は分離主義組織の実行部隊地域幹部と見られる。 ・14日7:00前、ヤッラー県ヤッハー郡内で、バイクで路上を走行中だった57歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。男性は村自警組織員。 ・14日8:00前、ナラーティワート県スンガイパーディー郡内で、理容師兼古式マッサージ師の61歳の男性(イスラム教徒)が、自宅前で何者かに銃撃され死亡。 ・14日8:00過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、路上脇に仕掛けられていた爆発物が爆発したが人的な被害は無し。爆発発生の約5分前に付近を通過した教師の警護にあたっていた軍関係車両を狙って爆発物を仕掛けたが、起爆のタイミングが遅れた為に被害が及ばなかったと見られる。 ・14日朝、ヤッラー県ラーマン郡の郡警察当局は爆破事件等で逮捕状が発行されていた38歳の男の身柄を拘束。男はRKK実行部隊の地域幹部と見られる。
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