チャワリット元首相を政権の座から追い落とした市民運動の火付け役を自認するリーナー・ヂャンことリーナー・ヂャンヂャンヂャー女史は12日朝、同日から開始された中選挙区立候補登録の受付会場前で、事前予告無しに同女史の擁立を見送ったマッチマーティパッタイ党のプラチャイ党首に対して10億バーツの損害賠償を求める訴訟を提訴する方針を明らかにした。 リーナー女史は、バンコク特別自治体知事選の際に、キャバレーショーのニューハーフダンサーを引き連れた選挙活動が選挙法で禁じられた候補者による催事の主催行為に該当するとして失格になり、また先の上院選ではバンコク選挙区から立候補し落選していた他、最近までch5で放映されていた困窮している市民を救済する番組等に出演していた。 大勢の選挙運動員や支持者を引き連れ現れた登録会場前で擁立見送りを知ったというリーナー女史は、党として擁立を内定した事を認めたプラチャイ党首の署名入りの書類を公開した上で、事前の約束を反故にし比例代表区だけでなく中選挙区でも擁立を見送った同党首に対して10億バーツの損害賠償の支払いを要求するとした。 更にリーナー女史は、立候補辞退の見返りに100万バーツを提供するとの党からの申し出を拒絶していた事を明らかにした上で、かかる行為が政党による候補者への買収行為に該当するか選挙委員会に対して調査を申し出るとした。 尚、選挙委員会側は政党側が候補者に賄賂を提供し立候補を促す行為を禁じる条文はあるが、賄賂を提供し候補者に出馬を辞退するよう申し出る事を禁じる条文が無いため、かかる行為が選挙法に違反するか否かはリーナー女史側からの提出書類を見てからでないとコメントできないとしている。
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