スラユット首相付き顧問のワタナチャイ・チャーイムゥアンナウォン大将は3日、スラユット首相が公務員の中立性と麻薬の密輸による闇資金が票の買収用資金に使用されている可能性に対して強い懸念を表明していた事を明らかにした上で、全ての公務員に対して中立を心掛け買収行為に反対すると共に住民に総選挙への参加を促すよう呼びかけた。 ワタナチャイ大将によると、麻薬防止取締局の情報から麻薬密売組織側が選挙期間に会わせるかのように大量の麻薬をチェンマイやチェンラーイ、メーホーンソーンと言った北部の国境県経由で隣国から国内に持ち込む機会を窺っていると見られ、こらら麻薬の密輸による利益が地域の大物の手を介在して票買収の為の資金として利用される恐れがあるという。尚、一部の英字報道が大量の麻薬が持ち込まれたとワタナチャイ大将が発言していたと報じているが、複数のタイ語報道に掲載されたワタナチャイ大将の発言を見る限りは実際には大量の麻薬を持ち込む機会を窺っていると発言していたと見られる。 一方、内務省のポンパヨーム次官は2日、全ての県知事に対して配下の中立義務の遂行状況の監視を命じると共に、県知事・郡長に対して政党の票の取りまとめ役を兼任しているガムナンや村長等の地域リーダーを更迭する権限を委ねる方針を明らかにした。
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