チャート・タイ副党首のガンヂャナー・シルパアーチャー女史は25日、同党副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏が党はバンハーン党首がOne Man Showを演じる為の政党であると批判した事に対して、党内では明確に役割分担が決められておりチューウィット氏の発言は事実に基づかない中傷であると指摘した上で、党に不満があるのであれば自ら党を去るべきであると指摘した。 この発言は、先にチューウィット氏が、2005年の総選挙の際に比例代表区の票獲得に多大な貢献をしていたにも拘わらず12月23日に行われる総選挙のバンコク対象比例代表区で謎の人物に次ぐ名簿順位2位で擁立される予定になっているとバンハーン党首から申し渡されたのは納得がいかないとした上で、配下に物事を委ねず全てをバンハーン党首の判断で事が進められる党の体質に強い不快感を示していた事を受けたもので、更にチューウィット氏は発言の中で自身の成果が正当に評価されない党に見切りをつける可能性まで強く示唆していた。尚、名簿順位1位で擁立する候補者の名前はバンハーン党首から明かされていないという。 これに対して、バンハーン党首の実娘でもあるガンヂャナー女史は、チューウィット氏自身のこらえ性の無い性格からくる言われもない過激な中傷発言であると皮肉った上で、党の擁立候補は個人の恣意的な判断に依らず党利党略を勘案した上で幹部会で決せられるものであり、党の方針たる擁立方針に納得できないのであれば自ら党を去るべきであると指摘した。 一方、チューウィット氏はその後行われた会見で、先にバンハーン氏を非難したとされている事に関して否定した上で、選挙準備期間や地盤の関係で負けが見えている比例代表区に自分や防衛大臣経験者の陸軍大将を擁立する方針に対して再考を促しただけで、防衛大臣経験者が名簿順位で自分の上に来ている限りは2位でも甘んじて受けると語った。 しかし、党離脱の可能性に関しては否定したものの、負けが見えている比例代表区からの出馬が決定的になった場合には、出馬を辞退し党の他の候補者の応援活動に注力する事も有り得るとした。
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