12日昼台のネーションチャンネルを始めとする各局の報道が一斉に、陸軍副司令官のアヌポン・パオヂンダー大将(士官学校第10期卒業組)が次期陸軍司令官に昇格する事がほぼ確実視されていると報じている。 当初モントリー防衛省次官を推していたソンティ陸軍司令官も、政治情勢の正常化の早期実現を視野に入れた人事を行うべきとの思惑を持つブンロート防衛大臣やスラユット首相等の陸軍出身の大物が推すアヌポン陸軍副司令官を後任に据える事に最終的に同意したと見られる。 また、同じく司令官を争っていたと伝えられていた陸軍副司令官のサプラン・ガラーヤーンナミット大将が防衛省副次官、防衛省次官のモントリー・サンカタラップ大将が国軍副司令官に異動し、防衛省次官にはソンティ陸軍司令官と士官学校で同期で現副次官のモントリー・チョムプーヂャン大将が昇格する見通しであると伝えている。 一方、ブンサーン国軍司令官は12日午前、前日に本年度の三軍幹部の人事異動関連書類を防衛省次官宛てに提出した事を明らかにした上で、異動の内容に関しては国王の認証を経ない限り公表できないとしたものの、マスコミ側の予測を裏切る内容になるとの考えを示した。 同司令官よると、スラユット首相及びブンロート防衛大臣の陸軍出身者としての見識が円滑な人事作業に多大に貢献したという。 参考 (報道映像)
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=9306【Coup D'etatの最新記事】
タイの地元新聞を読む