25日7:30頃、パッターニー県県都内中心部の華人系男性が経営する商店前付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、商店主の男性が死亡し、付近で托鉢僧の警護作業にあたっていた軍関係者6人を含む11人が負傷を負った。また、報道により托鉢中だった僧侶1人が負傷者に含まれるとするものもある。 爆発物は、托鉢僧の警護作業にあたっていた軍関係者を狙って遠隔操作で起爆したものと見られる。 また、同県サーイブリー郡内では25日朝、同郡及びガポー郡内在住の主に女性や子供で構成された住民約200人がモスク前に集まり、教師の警護作業にあたっていた軍関者8人が負傷を負った爆破事件に関与した容疑で前日当局側に身柄を拘束された8人の容疑者の釈放を要求し抗議活動を開始し同日夕方前まで当局側と睨み合いを続けたが、最終的に当局側が強制排除に乗り出し散会している。 一方、ヤッラー県グロンピナン郡内では、24日夕方過ぎ、49歳のイスラム系住民男性がモスク前で多くの住民等の目前で何者かによって射殺された。 射殺された男性は、元パッターニー統一解放機構の幹部で、1989年に当局側に投降し転向して以降は地元で宗教指導者的存在として知られていた一方で、当局側に地域内の分離主義組織関係者関連の情報を提供する役割を負っていた。 また、ナラーティワート県ルゥーソ郡内中心部では、小型トラックで現れた3人組が床屋内に向け銃を乱射し、店主のイスラム系住民男性(39)が死亡し、客の31歳のイスラム系住民男性が負傷を負った。
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