王妃は御誕生日にあたる12日に先立つ11日に行われた定例スピーチの中で、憲法への仏教国教化の明文化議論に触れられ、政治を超越した存在である宗教の国教化に反対の意を表明された。 この御発言に先だって、仏教の国教化の明文化を強硬に要求している仏教信者団体や僧侶等が、国教化を謳っていない新憲法案のボイコットを呼びかけると共に署名を集め国教化の明文化を憲法に織り込むようあらためて要求する動きを見せていた。 御発言の中で王妃は、本来政治を超越した存在である仏教が国教として憲法の条文に明文化される事により、誤った考えを持つ者が条文を曲解し政治的に仏教を利用する事に繋がり得ると指摘された上で、宗教関係者は政治と宗教を混同させる事無く社会の中でその役割を果たすべきであるとの考えを示された。 この御発言を受け、仏教国教化を要求していたグループは憲法ボイコットを呼びかけるキャンペーンの中止を決定した。
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