コム・チャット・ルゥック紙は3日付けの紙面に、政治的な目的を達成する為に非合法な手段でネーション社のビルを封鎖しビル内の関係者を拘禁状態に置いた貧困者キャラバンを初めとする首相支持派団体を非難した上で、最悪な状況に至ることを防ぐため敢えてキャラバン側の要求をのまざるを得なかったとする声明文を掲載しました。 声明文の中でコム・チャット・ルゥック紙は、政治家が貧困者キャラバン等の背後で糸を引いていた事を裏付ける証拠があるとした上で、既にマスコミとしての責任を果たすために王室に謝罪分を提出し処分伺いをたてると共に3日間に渡る自主発行停止を決めたにもかかわらず、貧困者キャラバン等の要求に応じ合意文書を交わしたのは、急病者や妊婦のビル外への退出すら許さない不法な拘禁状態が長引き、危機的な状況に発展する事を避ける為のやむを得ない措置だったとし、今回の無法行為に対して法的措置を講じるよう要請する方針を明らかにしていました。 今回の声明を受け、貧困者キャラバン側は、不敬罪に相当すると思われる記事に対する真相を解明したいとのキャラバン側の目的を偏向して伝え社会を混乱させるものであると非難した上で、キャラバンの幹部等が隊列を組んで首都圏警察署バーン・ナー署前に向かい被害届を提出する為に現れるネーション社関係者を迎え撃つ方針を明らかにしています。 この動きを受け、コム・チャット・ルゥック紙側はタクシン首相の権限でキャラバン側の恫喝行為を抑えるよう要請する公開状を公開すると共に、首相がch11のインタビュー番組に出演した機会を捕らえ直接書状を首相に渡すと共に、恫喝行為からの保護を要請しました。
------------------------------- 貧困者キャラバンのカムター代表は本日朝、テレビ番組の取材に対して、約1,000人の隊列を率いて本日10時にバーン・ナー署に"出頭"する方針を明らかにしていました。 尚、ネーション社ビルに向かう予定は無いとのことですが、現在約100人の警察関係者が同ビル周辺の警戒作業にあたっているようです。(タイ時間 9:10)【市民集会の最新記事】
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