一味側に106人の死亡者を出したグルーセ・モスク事件発生から3年目を迎えた28日6:00前、車で現れた人数不明の一味がパッターニー県県都内タンヨンルソ地区内にあるグルーセ・モスクに向け銃を乱射した上で逃走するという事件が発生しました。 事件発生当時モスク内には20人前後のイスラム教徒が礼拝中だったようですが、幸い一味側が撃った11mm口径の弾丸の貫通をモスクの門や壁が防いだおかげで人的な被害は確認されていないようです。 グルーセ・モスク周辺は、事件発生後3周年目を迎える28日を中心に大規模な破壊活動が計画されているとの情報当局からの警告に基づき警戒態勢が強化されていたにも拘わらず、事件発生当時、食事の為に中座していた現場周辺の警戒作業にあたっていた警察関係者が現場に戻ってきたのが事件発生後1時間以上経った後だったことから、住民の間に当局側の警戒態勢に対する不信感と共に事件に関する様々な憶測を呼ぶ結果になっているようです。
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