・18日夜半、パッターニー県県都内中心部で、6ヶ所の公衆電話ボックスが連続して爆破。使用された爆発物は、何れも5バーツで市販されている使い捨てライターを改造した破壊力よりも音響効果を狙ったもの。使い捨てライターを改造した爆発物が使用されるのは今回が初めて。 ・18日夜半、ヤッラー県県都内で、礼拝を終えバイクで帰宅途上にあった44歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。 ・18日夜半から19日未明にかけてパッターニー県県都内にある仏教系住民が経営するエビ養殖場の従業員宿舎と養殖池用の電源設備が放火。ノーンヂック郡内では、地元漁協の監視小屋が放火。何れも人的な被害は未確認 ・19日10:00前、ヤッラー県ヤッハー郡内で、同郡パテー地区内に居住するイスラム系住民約160人が郡庁を訪問し、一連の不穏な動きに関与している組織への参加を強要されたと訴え出ると共に、テロ撲滅・域内正常化の早期実現に協力する意向を当局側に伝える。住民によると、組織側から忠誠を誓う儀式への参加を強要された者もいるという。 ・19日17:00過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった17歳から20歳くらいの若い女性2人が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡。初期報道段階では、死亡した2人の女性の素性は明確になっておらず、また近隣住民の聞き込みから地域の住民では無い可能性が高い。
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