18日5:30過ぎ、ナラーティワート県県都内4ヶ所及びタークバイ郡内1ヶ所(報道により県都内2ヶ所、タークバイ郡3-4ヶ所)にある高圧電線用の鉄塔下付近に仕掛けられていた爆発物が連続して爆発する事件が発生、更にタークバイ郡内で発生した爆破現場の検証作業に立ち会っていた同県警察本部副本部長(警察大佐、46)が、予め仕掛けてあった別の爆発物の爆発により左手足を吹き飛ばされると共に頭部に裂傷を負うという事件が発生。 負傷を負った副本部長はソンクラーン県ハート・ヤイ郡内にある病院に搬送されるも同日10:00現在予断を許さない状態。 副本部長は、ナラーティワート県ランゲ郡警察署所属だった4年前に、同郡山間部で発生した地域住民を強請っている山賊と間違えられた私服警察官2人が住民に人質にされた上で惨殺された事件の際に人質解放交渉の為に非武装で住民の中に入り、住民から暴行を振るわれ重傷を負っていた。 尚、連続爆破によりタークバイ郡内の一部で停電の発生が確認されているが、県都内では確認されていない。 また、一部報道によると、ほぼ同時刻に県都内中心部にある食堂前付近で爆発物が発見され安全処理が行われ、更に同じく県都内で爆発が発生した高圧鉄塔の下付近で別の不発の爆発物が発見され安全処理が行われた模様。 一方、17日夜半には同県シーサコン郡内で、道路工事現場でトラクターに乗っていた58歳と54歳の建設作業員(それぞれナラーティワート県とヤッラー県出身の仏教徒)が、黒服を着た3人組に銃撃され殺害され、更に死亡した58歳の男性は首を切断された上で実行グループに持ち去られるという事件が、また18日朝にはヤッラー県ベートン郡内のマレーシアとの国境線で、両国の間に設置されていた柵の一部が何者かによって破壊されているのが発見されている。 (タイ時間 10:40掲載 13:45更新) 参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=6656 (ビデオ)【南部情勢の最新記事】
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