バンコク南裁判所は12日、元バンコク知事のサマック・スンタラウェート氏及びドゥシット・シーリーワン氏の両名が、番組内の発言によってサマート前バンコク副知事の名誉を毀損したとして、両名に対して執行猶予無しの2年の実刑判決を下しました。 この裁判は、サマック氏とドゥシット氏がホストを務めていたch5の番組等の中で、当時バンコク副都知事だったサマート・ラーチャポンラシット氏(民主党執行部)がバンコク発注の公共工事で、特定の企業に利益を供与した見返りに受け取った賄賂でドイツ製高級車を夫人名義で購入したと発言した事により名誉を毀損されたとしてサマート氏側が提訴していたもので、裁判所側は両名の発言が当時公共工事関連を担当していたサマート氏の名誉を著しく傷つけたと認定した上で、両名が既に別件の名誉毀損訴訟で有罪が確定し執行猶予中に為された発言だった事に鑑み、両名に対して執行猶予の無しの2年間の禁固及び及びタイラット紙及びマティチョン紙に3日間に渡って謝罪広告を掲載するよう命じる判決を下しました。 尚、サマック氏、ドゥシット氏何れも控訴の為に20万バーツの保釈金で仮釈放されています。 参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=6590 (ビデオ)【政治経済の最新記事】
タイの地元新聞を読む