民主主義市民連合幹部のソムサック・ゴーサイスック氏は9日、10日に集会を開催するか否かは国民の考え次第であると断った上で、仮に集会を開催する場合は国家安全保障評議会及び政府に対する公約の早期実現及び早期汚職解明をメインテーマに集会を開催する事になるとの認識を示しました。 この発言は、反クーデターを標榜する市民集会が頻繁に開催されていることを中心に現在の政治情勢の分析及び今後の活動方針を議題とした民主主義市民連合の幹部間協議が10日に行われる際に集会の開催の是非に関しても協議が行われるのではないかとの憶測が依然囁かれている事を受けたもので、前日にはスリヤサイ調整役が反クーデターを基本原則に置いている連合側に別の団体が開催している集会に対抗する為の集会を開催する方針は無いと発言していましたが、ソムサック氏は、幹部間協議の席上で国民の考えを勘案した上で集会再開の是非についても協議されるとの見通しを示していました。 また、ソムサック氏は発言の中で、政府は失格点圏内にあるとの認識を示した上で、公約に掲げた新憲法下での総選挙実施までの6ヶ月間に何を目標に取り組むのか明確にするべきである。さもないと、FAT締結推進等に見られるようなタクシン政権時代の案件に対する取り組みだけに終始し、一体何の為の政変・政権交代だったのかという疑問を残すことになると指摘していました。 参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=6520 (ビデオ)【市民集会の最新記事】
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