情報通信技術省のウィサヌ報道官は3日、プレーム枢密院評議会議長の罷免を要求する為の署名を呼びかけたサイト"tmactoday.com"に対して閉鎖措置を講じたことを明らかにしました。 今回の措置は、治世改革及び国内安全保障に脅威や影響を与えるサイトや王室を中傷するサイトに対して閉鎖・遮断措置を講じる権限を情報通信技術省に付与した民主改革評議会令第5号に則り講じられた措置で、今回の発表に先立って同省のシッティチャイ大臣が刑法規定を適用したサイトの閉鎖措置は難しいとの認識を示した上で、最終的に評議会令を適用して閉鎖措置を講じる事になるとの考えを示していました。 尚、閉鎖措置が講じられたサイトは国外のサーバーに開設されている為、FirefoxのPh-proxyというadd-on等が使用しているプロキシーサイトから依然
閲覧が可能なわけですが、同省側によると、今後この様なサイトに関する調査を進め法に基づいて適切な措置を講じる方針でいるようです。 一方、国家安全保障評議会のサンスゥン報道官は、プレーム議長の罷免を要求するという国王の権限に挑戦する行為は極めて不適切であるとして、3日開かれた評議会の幹部会の席上で、かかる行為を早急に中止するよう関係者に要請すると共に、警察に対して厳格に法を執行して取り締まるよう指示する方針が決定された事を明らかにしていました。 尚、プレーム議長の罷免を王室に誓願する為の署名を集めている独裁に反対する土曜日の人々は3日、今回のクーデターに限って自らクーデターを引き起こした集団を率いて国王に謁見した事からも同議長のクーデターへの関与は明白であるとした上で、今後も署名活動を継続させる方針を明らかにしていました。
【Coup D'etatの最新記事】
下院議長選出投票で連立与党の一部票がバン...国家安全保障評議会が活動を終了下院議会、副議長2人もパラン党から下院議会、ヨンユット・ティヤパイラット氏...国の事を第一に考え連立参画を決断したとバ...タイの地元新聞を読む