プレーム枢密院評議会議長がクーデターの黒幕であると指摘している反クーデターを標榜する市民団体”独裁に反対する土曜日の人々”は31日、プレーム議長の罷免を求める署名が既に2,000名分集まった事を明らかにした上で、4月5日にサナーム・ルワンで開催を予定している集会の終了までに10万人分の署名を集めた上で、同日中に集まった署名を添えて王室管理事務所宛に同議長の罷免を求める請願者を提出する方針を明らかにしました。 尚、同様にプレーム議長が黒幕であると指摘しているPTV側は、30日に開かれたPTVの集会の際にプレーム議長の罷免を求める署名を集めていたのは、独裁に反対する土曜日の人々の関係者で、PTVとしては署名を集める方針は無い(ヂャトゥポン・プロームパン氏)との立場を表向きには取っているようです。 一方、反クーデター系12団体からタイ・ラック・タイ党から支援を受けていると指摘されているピラープ・カーオは、メンバー全員がタクシン支持派であるものの支援を受けている事実はないとした上で、4月中に志を一つとしているタイ・ラック・タイ党の元幹部党員等が中心になって設立されたPTVの集会に合流し国家安全保障評議会を崩壊に導くと息巻いていたようです。 尚、30日にPTVと並行して開催されたピラープ・カーオの集会には、僅かに30人から150人程度(報道によりまちまち)しか人が集まらなかったようです。 因みにピラープ・カーオは、前選挙委員会委員に対して実刑判決が下された際やタクシン政権末期にサイアム・パラゴンやセントラル・ワールド・プラザで発生した反タクシン派とタクシン支持派市民との衝突の際、最近ではPTVの設立発表会の際に姿を見ることができた人物が顔を揃えた団体。
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