・27日2:00頃、ヤッラー県県都内ター・サープ地区内にあるガソリンスタンドで爆発が発生し、スタンド内のミニマートとして使用されていた建物が損壊。爆発現場には爆発物を仕掛けた者のものと思われる右腕が残され、更に約300メートル離れた集落に通じる路上に点々と血痕が残っていたことから、実行グループが爆発物を仕掛けた際に誤って爆発させ、その際に重傷ないしは死亡した実行犯を仲間が地域内の別の場所に搬送したとみて捜査を展開。現場となったガソリンスタンドは3日前に廃業し、近々解体作業が行われる予定になっていた。 ・27日朝、パッターニー県ヤラン郡内にある私立イスラム教学校前付近で爆発物と見られる不審物が発見され安全処置が講じられる。不審物はその後の調査で偽爆弾であることが判明。 ・27日7:30前、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡中心部にある貸し室内で爆発が発生し付近の住民二人が負傷。当局側は、爆発が発生した貸し室内に若者グループが住んでいたことから、爆破攻撃に備え準備していた爆発物を誤って爆破させた、若しくは当局側の警戒態勢強化により保管されていた爆発物の持ち出しを断念し処分する為に爆発させたと見て、借り主の若者グループの行方を追う。 ・27日12:30前、パッターニー県ヤッラン郡内で、父親を助手席に乗せ車で路上を走行中だった39歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡し、父親が重傷。 ・27日13:00前、ヤッラー県バンナンサター郡内で、バイクで路上を走行中だった30歳の仏教系住民女性が、バイクに乗った二人組に銃撃され瀕死の重傷。女性は政府が進めている雇用促進政策により郡庁の請負作業員の職に就いていた。 ・18日に発生した広域同時爆破・襲撃・放火事件に絡んで当局筋は27日までに、23人の容疑者の逮捕状の発行を申請。内訳は、パッターニー県11人、ナラーティワート県7人、ヤッラー県5人。また、第四地区国軍本部筋は、同事件に絡んでヤッラー県バーヂョ郡内で逮捕された容疑者が、RKKに所属し、同郡内の森林部で訓練を受けていたと証言している事を明らかに。
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