8日朝開かれた憲法起草議会第一回目総会の席上で、大方の予想通りナラニット・セーッタブット氏を議長に選出しました。 今回の選出について、自ら議長候補者としての指名を辞退した法務省次官のヂャラン・パクディタナーグン氏は、ナラニット氏は国内を正しい方向に導くことが出来る議長として極めて適切な人物であると語り絶賛していました。 因みに、ヂャラン氏はその後憲法起草作業部会の首班に指名されているようです。 一方、副議長候補の指名を辞退した元上院議員のヂュムサック・ピントーン氏は、議長選出が出来レースだった疑惑があると指摘した上で、議長は飾り物ではなく独立性・適格性を重視して選出するべきであると語り、今回の議長選出に不快感を示していました。 民主主義市民連合の活動に合流した事でも知られるヂュムサック氏は、第一次タクシン政権発足直後に地上波メディアから放逐された言論人の一人としても知られ、また「タクシンの全てを知る(ルー・タン・タクシン)」と題されたタクシン政権批判本を出版した事でも知られています。 尚、第一副議長には、やはり民主主義市民連合に合流し、また国家毀損行為特別委員会メンバーに名を連ねている元上院議員のセーリー・スワンナパーノン氏が選出されているようです。 一方、議長に選出されたナラニット氏は、国民の期待に応える為に、国民参加を基本におき180日以内に起草作業を終了させたいと抱負を語っていたようです。
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