15日7時頃、ヤッラー県ラーマン郡内で、5歳の娘を後部座席に乗せバイクで学校に向かっていた36歳の副村長(イスラム教徒)が、バイクに乗った二人組に銃撃され、村長が死亡し後部座席に乗っていた娘が顔等に負傷を負うという事件が発生しました。 一方、ナラーティワート県ランゲ郡内では8:30過ぎ頃、路上脇に商売していた揚げバナナ屋台付近に仕掛けられていた爆発物が、教師の警護作業にあたっていた当局関係者の車列の通過に会わせて爆発し、当局関係者1人が負傷を負うという事件が発生しています。 使用された爆発物は携帯電話を使用した遠隔起爆式のものと見られ、また仕掛けられた場所付近にあった屋台は、出勤する教師や警護する当局関係者がよく利用していたようです。尚、爆発発生時点では、まだ屋台は営業していなかったようです。 また、15日15:30頃には同県ルーソ郡内で、バイクで路上を走行中だった33歳の女性が、何者かに銃撃され死亡するという事件が発生しています。 死亡した女性は、少尉補の階級を持つほか、近々郡内の学校の校長(報道により副校長)に就任する予定になっていたようです。 また、14日夜半には同県ヂャネ郡内で、53歳の私立イスラム教学校の宗教教師が、9歳の息子を後部座席にのせ路上を走行中に、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負うという事件が発生しています。 尚、後部座席に乗っていた息子は難を逃れているようです。 一方、スラユット首相は15日朝、16日に日帰りの日程でナラーティワート県とヤラー県を訪問し、ヤッラー県内では現在県都内にある寺院で避難生活を送っている仏教系住民の所を激励の為に訪問する方針を明らかにしています。
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