タイ・ラック・タイ党のヂャートゥロン暫定党首は18日、同党内のイスラム教系議員会派であるワーダ会派(ワンムーハマッドノー・マター会長)所属の党員が同日党に離党届を提出した事を明らかにすると共に、今後も多くの党員の党離脱が予想されている事を明らかにしました。 尚、ヂャートゥロン暫定党首によると、今回の離脱は既に予期されていたことで、今後の党運営に大きな影響を与えることは無いとのこと。 ワーダ会派は、民主党から離脱したデーン・トーミナー氏(元上院議員)が中心になって設立した主に南部を地盤とするイスラム教系議員で構成された会派で、新希望党のタイ・ラック・タイ党合流に伴い同党に合流後も旧新希望党の党首であったチャワリット・ヨンヂャイユット大将(元首相)に対する忠誠心が強いとも言われていました。 また、2004年1月4日にナラーティワート県内で発生した武器庫襲撃強奪・学校連続放火事件に絡んで創設者のデーン・トーミナー氏や同会派所属の下院議員の関与が疑われことや、2005年の総選挙で惨敗して以降党内から冷遇され、一部のメンバーから党離脱の意向を表明したこともありました。 尚、一部報道によると、今回の党離脱を契機に会長だったワンムーハマッドノー・マター氏(元下院議長、元副首相等)が政界引退の意向を表明している他、残るメンバーはチャワリット大将を担ぎ出した新党設立の可能性を模索しているようです。
【Coup D'etatの最新記事】
下院議長選出投票で連立与党の一部票がバン...国家安全保障評議会が活動を終了下院議会、副議長2人もパラン党から下院議会、ヨンユット・ティヤパイラット氏...国の事を第一に考え連立参画を決断したとバ...タイの地元新聞を読む