タクシン前首相の天敵として知られているタンマサート大学教授のティーラユット・ブンミー氏は11日開かれたセミナーの席上で、スラユット内閣は、官僚OBや長老クラスの専門家が自己犠牲の精神を旨に国家的危機を救う「残業政府」(ラタバーン・オーティー)であるとした上で、既にタイ・ラック・タイ党が死に体にある今となっては、現政権を脅かす要因は存在せず、政権の安定性が揺らぐことは無いだろうとの認識を示しました。 更にティーラユット氏は、前政権は市場原理でもって国民を中毒者にする傾向があったと指摘した上で、スラユット首相は地方の住民との間の絆の強化に務めるべきであると指摘していました。 また、現政権の最重要課題である国内一致団結体制の創成を実現させる為には、異なる意見間の溝を埋め、経済成長と国民の幸福指数及び経済のグローバル化と足を知る経済とのバランス、更には社会的権利と政治とのバランスを重視し、社会投資を基本に置いた予算編成を基本に置き、タイ・ラック・タイ党政権時代の汚職体質を一掃し、軍部に頼る事が無い、政府に対する監視機能が保障されたタイ人の英知を結集した民主憲法の起草に務める事が重要であると指摘していました。 一方、前政権党のタイ・ラック・タイ党については、僅かな派閥を残し殆どの党員が党を去り、更に3-6ヶ月以内に幹部の一部が法律により処罰される運命にあるとの認識を示していました。
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