民主党のオンアート報道官は17日、先にタクシン暫定首相が次期首相指名辞退を強く示唆した発言を行った際にプレーム枢密院評議会議長が首相だった頃の事に例えた事に対して、タクシン暫定首相は早急に前言を撤回するべきであると指摘しました。 この発言は、「現在マスコミが善良な人であると持ち上げているプレーム枢密院評議会議長が首相だった時代にマスコミから批判に晒され、自ら首相を辞任した様に」とタクシン暫定首相が発言した事を受けたもの。 先に民主主義の為に闘っているアウンサン・スーチー女史と己の利権の為に闘っているタクシン暫定首相とは本質的に人間の質が異なっていると発言していたオンアート報道官は、プレーム議長以降既に20人以上が首相を務め、その多くがプレーム議長以上にマスコミからの批判に晒されてきたと指摘し、タクシン暫定首相が敢えてプレーム議長の名前を出したことに疑問を呈し、更にプレーム議長が首相時代に国家に損害を与えず、また国家を食い物にすることなく国家の為に尽くしたことを国民全員が承知していると皮肉混じりに指摘した上で、タクシン暫定首相は不安定な情勢を更に煽らないためにも前言を撤回すると共に何故プレーム議長の名前を例えに出したのか明確に説明するべきであると指摘していました。
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