タクシン首相は昨日、議会を解散した事は、既に首相を辞任している事と同じ事で、現在は総選挙後に組織された下院議会で選出された首相に橋渡しをする為の暫定首相という立場にある事を強調した上で、これを含め、総選挙でタイ・ラック・タイ党が有効投票数の過半数を得られなかった場合は首相就任を辞退すると公約に掲げたことも全て民主主義制度に則ったものであると強調しました。
これは、昨日官邸内で開かれた次官クラスの官僚との会合の席上で語られたもので、更にタクシン首相は席上で、現在の政治情勢は異なる考え及び個人の利害の衝突が背景にあるとの認識をしめし、またシン社の株式売却問題に関しては全てが法令に則ったもので、異議を唱えている者は憎しみを煽るために非難しているに過ぎないとの認識を示していました。
因みにタクシン首相は一昨日、遊説先のチョンブリー県内で「ソンティがシン社の株式売却は脱税だと言って大騒ぎしているが、俺の方が税金を一杯納めているんだぞ」と訳の分からない発言をしていました。
尚、シン社売却問題に絡んで、株式の移転の報告を怠ったとの判断が下されていた首相長男のパーントーンテー氏が昨日、総額598万バーツの罰金を証券取引監視委員会に支払っています。
【解散・選挙の最新記事】
タイの地元新聞を読む