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　免税店を運営するキングパワーは、タイ空港公社（AOT）傘下の5空港での免税事業の契約解除を求めている。AOTは16日、免税店の運営契約解除の通知を同社から受けたと発表した。

　カオソッドなどの報道によると、同社はスワンナプーム、ドンムアン、プーケット、チェンマイ、ハートヤイの各空港で免税店を運営中。

　同社は、契約解除を求める理由について、新型コロナウイルスによるパンデミックの影響や貿易戦争、政府によるワインへの課税引き下げ、中国人旅行者の大幅な減少、AOTによる営業スペースの返還要請などを上げ、慢性的な赤字状態に陥っていると説明している。

　AOTは通知を受け、問題を調査するための委員会設立を準備。契約解除の利点と欠点を60日以内に評価する。

　AOTが同社から得ている収益は全体の17％。AOT全体の経営に影響は無いとしている。