米国発のアイスクリームショップ「デイリークイーン(DQ)」をタイで運営するマイナーグループ傘下のマイナー・デイリークイーンは、5年間で支店を1000店に拡大する計画を明らかにした。若者世代をターゲットに、新コンセプトを追加した店舗改装も加速する。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、全県に1店舗の設置が目標。バンコクでは高級百貨店への出店に注力する。
テイクアウト店は、年内に10店舗を開設する。自社店舗は7店、フランチャイズは3店の予定。また80店舗を段階的に改装し、売上の15%増加を目指す。
同社ゼネラルマネージャーのタナクリット氏は、中国ブランドなど新規の同業企業が増加する中、2023年の業績は前年比約70%成長。設定目標を達成したと述べた。ターゲット層にアピールする新メニューの追加など、消費者のニーズに応える戦略が奏功したという。
2024年の経営方針は、モダンな雰囲気の「DQラウンジ」をコンセプトに、店舗のリニューアルを進める。店内の座席スペースの拡大に重点を置き、ゆったりと座ってくつろげる空間を提供するという。
現在、デイリークイーンは全国520店舗を展開。フランチャイズ店舗は290店、自社店舗は230店。