タイでピックアップトラックなどを販売するトリペッチいすゞセールスは、今後5年間で、新型モデル自動車の開発や新工場建設など、320億バーツを追加投資する方針だと明らかにした。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
タイのいすゞ自動車を巡っては、昨年6月、インドネシア工業大臣が、「いすゞがトラック工場をインドネシアへ移転する意向がある」と発言。いすゞは「移転計画はない」と否定していた。
同社の波多隆社長は、タイ国内で600万台の生産を達成したと述べた。国内販売台数は400万台で、そのうちピックアップトラックは約300万台。輸出向けは約200万台だという。
いすゞはタイ国内で1963年から生産を開始。波多社長は「34年をかけて100万台生産を達成した。その後は飛躍的な成長により、次の100万台達成は10年に短縮することができた」と述べた。
タイ国内の生産記録によると、いすゞは1963~1997年(34年)で100万台を達成。1998~2007年(10年)で200万台、2008~2012年(5年)で300万台、2013~2016年(4年)で400万台、2017~2020年(4年)で500万台、2021~2023年(3年)で600万台を達成している。