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　大同特殊鋼は、タイ子会社のダイドウ・スチール・タイランド（ＤＳＴＨ）が新型熱間高速横型鍛造機の稼動を開始したと発表した。

　稼動を開始した鍛造機は、同社知多型鍛造工場で２０１５年１月から稼動している新開発の熱間高速横型鍛造機の２号機となる。従来の高速横型鍛造機と縦型鍛造機の強みを併せ持つことで、ニアネットシェィプなど製品品質の向上と、高生産性および高歩留に基きコスト競争力の強化を図ることが可能だそう。

　ＤＳＴＨは、今後の成長が見込まれるＡＳＥＡＮ地域における型鍛造事業の拠点として、主力製品の自動車トランスミッション用型鍛造部品の量産化に向け、４月下旬から試作品の出荷を開始する計画だ。

　ＤＳＴＨは、ＡＳＥＡＮ地域における日系自動車トランスミッション用型鍛造部品の現地調達ニーズの高まりに合わせて、昨年１月に日本・米国に次ぐ型鍛造製品製造拠点としてタイ中部チョンブリー県ピントン５工業団地に設立された。