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　北川鉄工所は、タイの子会社キタガワ・タイランドが進めていた鋳造２次ラインの稼働が開始したと発表した。

　同社は金属素形材事業初の海外生産拠点として、タイに進出し２００３年に工場を稼働。これまで生産ラインはＡＣＥ造型機１ラインのみだったが、市況の変化によりクライアントのニーズが変わったことから、そのニーズに応えられる生産体制の構築及び高い生産性と品質の確立を目指し、鋳造２次ラインを増設した。

　新ラインはマザー工場と位置づけている下川辺工場の直下に配する福山工場のラインをモデルに建設し、メキシコ工場でも実績をあげている高能力の設備を導入した。

　生産品目は自動車部品や農業・産業機械を中心に、月産生産能力７００トンを見込んでいる。