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　セーレン株式会社は、本日（１６日）行われた取締役会で、ビスコテックスなどを始めとした衣料品の一貫生産事業を、タイ子会社のサハ・セーレンで開始することを決定した。

　子会社のサハ・セーレンは、１９９４年に設立。同社は自動車内装材分野での企画・製造・販売事業を行ってきたが、この分野で培った技術やノウハウを衣料分野に応用し、日本をはじめ世界各国に供給していく予定。使用する原材料は、当社連結子会社のＫＢセーレンから調達、加工・縫製までのセーレン・グループ内で一貫生産する。

　２００８年の金融危機による日本国内の需要低迷や円高基調などから、海外での製造・販売の重要性が高まっていること、発展を続けるＡＳＥＡＮ地域の将来性から、戦略的に重要だったとしている。

　販売計画として、来年初年度は２億円、３年後には３０億円を見込んでいる。