マリー・サムプラーン(MALEE)は08年のジュース市場が前年比4%増の75億バーツとなったことを明らかにした。過去3-4年間の平均成長率が15-20%だったのに比べ、成長率10%以下と大幅に鈍化している。また今年も10%以下の成長にとどまる可能性が高いという。
市場成長率が鈍化している理由として、世界経済および国内政治情勢悪化の影響で、消費者が消費を抑え貯蓄しはじめたことから、08年下半期に売れ行きが急減速したためだとしてる。
だが現在一人当たりのジュース消費量が年間3リットル程度であることから、同市場はまだ成長できる余地が残っているという。そのため今後もプロモーション等を積極的に行っていくと明かした。
08年の同社の同市場シェアは、前年比2%増の20%と2位。市場首位のTIPCOは38-40%。だが今年の目標成長率を15%としており、3-5年後には市場首位になれるとしている。